こんにちは。DEKIRU-JANです。
先日、Instagramを見ていたら、あるヒップホップダンス界のトップダンサーがこんなアンケートをしていました。
ダンスが上手くなるのは、センス(才能)か? それとも努力か?
きっとその人は、自分自身が誰よりも努力を積み重ねてきたからこそ、「努力は裏切らない」と伝えたかったのだと思います。 その言葉自体を否定するつもりはありません。
ただ、そのアンケートを見ていて、ひとつ気になったことがありました。
「努力」という言葉には、人によってまったく違う前提条件がある。
トップダンサーの「できない」と、多くの人の「できない」は違う
トップダンサーも、毎日のように壁にぶつかります。
「この動きができない。」
「もっと音に合わない。」
「表現が足りない。」
だからこそ、努力し続けています。
でも、その「できない」は、多くの人が感じている「できない」とは少し種類が違います。
例えばトップダンサーは、動きのイメージがあり、身体もある程度思い通りに動き、基本的な感覚が身についている。 その上で、「あと少し精度を上げたい」という課題に取り組んでいます。
一方で、多くの人はどうでしょうか。
- どう動けばいいのか分からない。
- 真似しているつもりなのに全然違う。
- 何を直せばいいのか分からない。
つまり、努力する以前に、何を観察すればいいのかが見えていない。
ここには大きな違いがあります。
同じ努力をしても、同じ結果にはならない
だからといって、「努力なんて意味がない」と言いたいわけではありません。 むしろ、努力はとても大切です。
ただし、努力が結果につながるためには、その努力が機能する土台が必要です。
例えば、身体が強く緊張している。睡眠不足で回復できていない。重心の使い方が分からない。 身体の連動がうまく起きていない。
そんな状態で練習時間だけを増やしても、思うように伸びないことがあります。
これは根性が足りないからではありません。努力不足だからでもありません。 努力が機能する条件が、まだ整っていないだけかもしれないのです。
本当に必要なのは、「もっと頑張ること」ではなく「観察すること」
ここで大切なのは、努力の量を増やす前に、自分を観察することです。
- 着地した瞬間、重心はどこにあるのか。
- 力を入れるべきところで、必要以上に全身が固まっていないか。
- 呼吸は止まっていないか。
- 疲れている日は、身体の動きにどんな違いがあるのか。
- 上手な人と自分では、どこから動き始めているのか。
こうしたことを観察していくと、
頑張ればできる。
だけではなく、
ここが変わると結果も変わるんだ。
という発見が少しずつ増えていきます。 そして、その発見が次の実験につながります。
DEKIRU-JANが大切にしていること
DEKIRU-JANでは、「努力しよう」よりも、「まず観察してみよう」を大切にしています。
身体の状態。神経の働き。睡眠。緊張。考え方。環境。 人は、さまざまな条件の影響を受けながら動いています。
だから、一つの結果だけを見て、「才能がない」「努力不足だ」と決めつけるのは、とてももったいないことです。
できないという現象には、必ず何らかの条件があります。 その条件を一つずつ見つけ、試し、確かめていく。
それがDEKIRU-JANの考える「自己実験」です。
最後に
もし今、努力しているのに結果が出ない。頑張っているのに前へ進めない。 そんな感覚があるなら、努力を増やす前に、一度立ち止まって自分を観察してみてください。
「何が足りないのか」ではなく、
何が、自分の力を発揮する条件を邪魔しているのだろう。
そんな視点で自分を見ると、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。
そしてある日、同じ身体なのに。同じ自分なのに。 以前はできなかったことが、自然にできるようになっている。
その瞬間に出てくる言葉があります。
「あれ? できるじゃん。」
その「できるじゃん」を、一つずつ増やしていくこと。 それが、DEKIRU-JANが届けたいことです。