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DEKIRU-JAN 自己実験者
私は治す専門家でも、正解を教える先生でもありません。自分と家族を10年以上観察しながら、「できないのは努力不足なのか、それとも条件がまだ見えていないだけなのか」を確かめ続けている自己実験者です。目指しているのは、相手が自分自身を観察し、小さな実験を続けられるようになることです。
私が探していたのは、能力向上法ではありません。
私は昔から、努力しているのに結果が出ない側の人間でした。そして子どもたちもまた、同じ壁にぶつかりました。
そこで私は、能力不足を結論にする前に、どんな条件なら力が出やすくなるのかを探る自己実験を始めました。
身体。思考。感情。睡眠。家族。人との関わり。教育。環境。
10年以上の試行錯誤を経て、現在も自分自身を研究対象にしながら、50歳手前からダンスのステージに立ち「条件が変わると人はどこまで動きやすくなるのか」を観察しています。
成功を約束したいのではありません。可能性を努力不足だけで片付けなくていいことを、自分の生活と身体で確かめたいのです。
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プールへの恐怖症や野球のイップスによる自責の日々
小学2年生までプールに顔をつけられない水への怖さや、野球の試合での過緊張によるフリーズを経験。「自分がダメだ」という強い自責ループに陥りますが、後にこれが意志の問題だけではなく「周囲の環境や緊張パターンが噛み合っていないだけなのでは」という最初の問いへと繋がります。
社会生活でのミスマッチと、自分を研究対象にする視点
仕事の暗記ルールと本質を求めて立ち止まる自分とのギャップに苦しみ、慢性的な睡眠リズムの崩れも経験。日々の疲労や無意識の力み、思考の止まり方を記録し、生活の条件が力の出方に直結しているのではないかと観察し始めます。
子どもたちの過緊張から、家族システムという噛み合わせへ
試合やダンスの場面で、かつての自分と同じように身体がフリーズしてしまう息子と娘の姿に直面。「個人の能力不足」ではなく、安心感、家族関係、場所、人との距離など、周囲の条件との噛み合わせとして観察するようになりました。
50歳手前からのダンス挑戦と仮説の継続検証
かつて過緊張でフリーズしていた私自身が、50歳近くになってダンスに挑戦し、ステージに立つ現在進行形の実験。理屈だけでなく、自分自身を研究対象にしながら、「条件が変われば、人は年齢に関係なく動きやすくなるのか」を観察し続けています。
探究してきた領域
私が10年以上かけて学び、自己実験の中で見てきた領域です。これらは答えではなく、自分を研究するための入口です。
- 身体と生活: 睡眠、疲労、呼吸、身体の力み、回復。頑張る前に、今の自分に何が起きているのかを見る領域。
- 思考と安心感: 焦り、怖さ、緊張、頭が真っ白になる感覚。頭で分かっていても動けないときに何が起きているかを見る領域。
- 環境と関係性: 場所、時間、人との距離、家族や職場での役割。個人の問題ではなく、周囲との噛み合わせとして見る領域。
一人では見えにくい条件を、一緒に観察する
共同観察では、答えを一方的に教えるのではなく、「何が起きているのか」「どんな条件が重なっているのか」「次に何を一つだけ試せそうか」を一緒に整理します。最終的には、ご自身で観察、仮説、実験、結果の確認を続けられるようになることを目指します。